お姫様抱っこされる。マット君

「次の土曜日に夕日を見に行こう」と
マット君から誘われた。
「バスケットとブランケットを持って行って」
夕日が沈む前に景色のいい場所で
ゆっくりしようという、夕方のピクニック。


「僕が食べ物と飲み物を全部用意するから
ハルコちゃんは何も持ってこないでいいから」と。


そんな事を提案されたのは人生初。
(バスケットにブランケット?… )
ちょっとびっくりしていると
「何も心配しないで大丈夫だよ」と。


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私は日本の桜のお花見を思い浮かべた。
(二段弁当にゴザ?)いや(バスケットにブランケット)だ。


座っている時に足が見えるのを
一切気にしたくなかったので
先日買ったダボダボな部屋着を選んだ。
この服だと座った時に足がすっぽり隠れるし
お腹が二段になっても外からは分からない。
お風呂上がりに丁度良いと買った代物。


本当に色気が無い。
何も考えてないからだ。
ロマンティックな事をしようと
してくれているのに。


ちなみに(何か考えている、又は考えてない)
この辺りの女性達がこういう時に
どういう格好をするかというと
ジーンズをハサミで切ったようなショートパンツ。
地面に座ったら足がムチムチに見えて
目のやり場に困るような超短いパンツ。
足が少々太くったって気にする事は全くない。
あるものは出せばいいのだ。


当日彼が家に迎えに来てくれた。
目的地について、あの辺りに座ろうと
一緒に歩いていた時の事。
一段下がっている岩場に出くわして立ち止まった。


岩に座って、手をついて(よっこいしょ)とすれば降りられる所だ。
するとマット君は一足先に下に飛び降り
私の方に腕を差し出しながら
「僕につかまって」と言う。


ハルコ 「え?」
(彼が何をしようとしているのか一瞬理解できなかった)
マット 「僕につかまって」
ハルコ 「あっ、大丈夫。自分一人で降りられるから」
マット 「いいから、つかまって」
ハルコ 「……」
マット 「ほら」


有無を言わさない口調だった。
紳士な彼にしたら
こういう危険かもしれない場所では
(私からしたら全く危険ではなかったけれど)
女性を守るのが当たり前の事なのだ。


あっという間に(お姫様抱っこ)になっていた。
抱えてくれた瞬間「すっごく軽い」と
びっくりして笑うマット君。


私は決して細くはない。
彼は家で筋トレをしている人なので
ダンベルより私の方が大きな割には
軽く感じたか
ダボダボの部屋着を着て
太って見える割には
軽く感じたのだろう。


まだ手も繋いでいない私とマット君。
レストラン等でエスコートされる時
彼の手の平が、軽く背中に触れただけ。
それだけでも私はちょっとドキっとしていた。


安全な場所に降ろしてくれて
自分の足で立った時、びっくりするほど
心臓がドクドクバクバクしていた。
そこまで彼の事を好きかどうかも
まだ分からないのに。
そして、顔がもの凄く熱くなってきている事に
気が付いた。これも人生初だ。
人前のスピーチでも顔が赤くなった事はないのに。


これは私にとって(そしてマット君にとっても)
忘れられない瞬間となった。


ハルコ 「どうもありがとう」
マット 「どういたしまして」
又一緒に歩き始めた。
何でもなかった…かのように。
真っ赤になっているだろう顔を
見られないように…


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