ソファタイム来る。手に汗握る

デザートを食べ終わり
お茶のおかわりをした所で
ソファタイムとなった。


マット君のリビングには
センターテーブルとサイドテーブル
二人がけのソファが
一つあるだけだ。


今週末は課題で忙しい私を
(夕食を作ってあげる)と誘ってくれた。
彼の家に来る事になった時
(もしかしてキスありかも)と思っていた。
そういう事になれば
それでいいと思って家へ来た。

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私は普段、男性と50/50で喋っている。
以前出会った建築士の男性のように
シャイでおとなしい人が相手だと
私の方がどんどん喋り出す。
相手に質問したり、自分のことを話したり。


マット君ともずっと50/50で
喋っていたのだが
ここで初めて彼の口数が減ってきた。


二人がけソファは小さいけれど
端にピタッと座り肘掛けに手を置く私と
彼の間は30cm空いている。
彼の顔がちょっと赤くなってきたようだ。
(ここで何とか境界線を越えられないものか)と
思っているうちに暑くなったのだろう。


私からの援護は全くない。
私もソファの端に座らずに普通に座れば
腕や手が触れ合うかも…だろうに…
ご飯や手作りデザートのお礼でも言いながら
甘え気味に彼の肩に
ちょっとぐらい寄りかかっても
良さそうな状況だろう。


(デート相手と初キスの時かも…?)の
シチュエーションは私にとって
10年ちょっと振り。
長い間、勉強に忙しかったマット君も
過去に沢山の彼女がいた訳ではない。


おまけに礼儀正しく紳士なので
私が少しでも嫌がるような事は
絶対にしたくない筈だ。
私からのOKのサインなしで
キスしてくるのには凄く勇気がいる。


マット君の口数が減ると
私がおどけてよく話すようになる。
(私からスキンシップが一切出来ないのなら
せめて私も黙って一緒に変な雰囲気になる)方が
マット君にとっては(手を握る)とか
何とかしてみるチャンスもあって
まだマシだろう。


でも私は喋らずにはいられない。


彼の顔がちょっとテカってきた。
壁を乗り越える機会がないか
見計らいながら(頑張れ)と
自分に言い聞かせているのだろう。
彼の緊張が伝わってくる。


「あ、そうだ… 元彼女の写真見せて」


私はその時、急に思い出したのだった。
以前マット君が(元彼女の看護婦さんと
別れた話)をしてくれた。
(なんだか凄い女性みたい)と
興味ありそうに話を聞く私に
「今度、元彼女の写真を見せてあげる」
とマット君が言っていたのを…


(でも何でこんな時に…
彼が手に汗を握っている時に
急に思い出して、口に出す?😑 )


するとマット君は立ち上がり
引き出しから取り出した
二枚の写真を見せてくれた。


一枚目は写真館で撮ったアップ写真。
元彼女はメキシコ系アメリカ人で
物凄い美人だった。
ミス・コロンビアみたいな美女。
いつも高いワインをオーダーして
平気なのも、この美貌なら何だか頷ける。
「今度、元彼女の写真見せてあげる」
とマット君が自分から言ったのも分かる。


病院一の美人看護婦さんと別れた後
周りを見渡しても付き合えそうな
独身女性はいなかったのだろう。
(新しい出会いを職場で待つだけではダメだ)と
外にも目を向けてみた時に
私と出会ったのだった。


二枚目の写真はサッカーグラウンドの
芝生の上でマット君と一緒に写ったもの。
彼女の左手はマット君の胸部に
そして右手は彼の首に巻きついた写真だった。
写真を見た瞬間ドキッとした。


(マット君に抱きついている)から
嫉妬した… というよりは
(こんなに自由奔放に男性にべったりできる
この女性)が羨ましかった。


ここで素直に
(あ〜、彼女、あなたにべったりしてる。
羨ましい🙂 )と言えたら
マット君もどんなに嬉しいことだろう。
だがモチロンこの私に
そんな事が言える筈もない。

後で分かった事だが、もし私が
(べったりして羨ましい🙂)と言えば
(じゃあ、今僕に抱きついたらいいよ😊)と
笑顔で言うような人だ。マット君は。
女性からのサインを待つ人。

以前出会った建築士の男性もそういう人だ。
女性の出方を待つ人。
建築士の彼はその上シャイなので
何も言えずに真っ赤になりそうだ。



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