ニール、目付きが変わる

大きなソファ

黒光りするほど磨きこまれたニールの
キャビネットの中を
もう一つくらい覗き見したい衝動に
そのキツネ目の女はかられる。
そう、缶詰が真正面を向いて
並んでいるに違いないのだ。
だが男の方は既にシャワーも済ませていた…
女がその秘密の扉を開けるチャンスは
結局その夜は訪れなかった…


あれっ?私がサイコ


ニールのコンドミニアムにある
テニスコートでテニスをした後
彼のキッチンで
お持ち帰りの早目の夕食を食べた。

リビングのソファに移動して座っていると
ニールが私の腕にタッチしてきた。
えっ?
彼と体が1ミリでも触れたのは
この時が初めて。


彼の目が変わっていた。
大きな目のまぶたが半分閉じているのだ。
トロンとした顔で私を見ている。
突然スイッチがオフになった感じ。
さっきまでシャキッと座っていたのに…
お酒は飲んでいないのに
体全体がだらんとしている。


あと何回か会ったら
そういう方向に行く
可能性はあるけど
今は友達にしか思えない。


「キスして」 と近づいてきたので
私は顔を背けた。
「どうしたの?ハルちゃん
恥ずかしいの?
子供みたいで楽しくない」 
と甘えた口調で言う。


まだ手を繋いだこともないのに
突然ここでキスするのって
なんか嫌。
もしキスしたら、その後は
トロンとした顔のニールに
このベッドみたいに大きなソファの上で
押し倒されるのでは?


彼はすぐには諦めない。
「子供みたいで面白くない」 
と拗ねた口調で同じような事を
3回くらい言う。


拗ねられても無理だ。
心の準備は全く出来ていないから
絶対無理だ。
全く彼にドキドキしないのは
初日から友達感覚になって
しまっていたからなのか…

その時は(今日はもう帰りたい)
としか思えなかった。


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